真夜中の不在連絡票

ひとりごとです

神さまがくれた漢字たち 白川静監修 山本史也著

神さまがくれた漢字たち (よりみちパン!セ)

神さまがくれた漢字たち (よりみちパン!セ)


読了。児童館にある図書館の分館で借りた本である。子供向けかと思っていたが、中学生以上向けであった。白川静の最後のお弟子さんが書いた本のようである。序文が白川静の文章だったので、白川静が、子供向けに書いた本だと思ったが、著者は別人であった。う〜んという感じである。いくつか常用漢字などの批判の仕方が、気に障った。白川静であれば、気にさわらなかったかは、わからない。正直、白川静の書いた本は、まだ1冊も読んでないことに気がついた。読まねばと思った。山が高いと思って、つい筋トレばかりしていつのまにか山に登ってるつもりの人になっていた。気がついて良かった。 

母乳がいいって絶対ですか? 田房永子著


読書途中。奥さんが著者の講演会を聞きに行って、買ってきた本である。育児している母親からの目線で書かれており、男の私でも、そういった理由であれば、納得できると感じている。
思ったことは、箸の持ち方の話の中にあるイラストで、結婚した男の人が、奥さんに暴言吐いてる絵があった。すごく衝撃を受けた。こんな酷いこと私は言わないと思っているが、自分自身振り替えると紙一重であったように感じる。奥さんと付き合ってるとき、冗談で叩く真似をしたようなことがあり、ハッキリと暴力はやめてと言われたことがある。すごく怯んだと思うが、ダメなんだとはっきり認識した。だから何があっても叩いたり、暴言はダメだと心に決めている。
28才ぐらいのことと思う。身内だから多少のわがままは、聞いてもらえるとの考えがあるから、自分の親や妹に他人であれば、しない暴言を吐いたりすることはあったかもしれない。でも結婚する人は違うと思う。自分の気持ちを理解してくれる分身と思うのは、甘えなのだろう。子供はどうかというと微妙だなと思う。子供の側からするとやはり甘えられる身内といるは良いように思う。しかし子供がどのように感じているかはわからない。子供が大人になったときどのように感じていたかわかる機会が得られかもしれないし、得られないかもしれない。
 トトロが気持ち悪いとあった。理解できた。同じ著者の「男しかいけない場所に女が行ってきました」を読んだからわかったのだと思う。

母乳がいいって絶対ですか?

母乳がいいって絶対ですか?



インテル マイケル・マローン著 土方奈美訳

読了。昔、「アップル」を読んだことがあるが、それに比べると非常に読みやすかった。しかし、500ページを越えるボリュームは、読むのにエネルギーを要した。自分の1ヶ月に掛ける読書力の大半を必要とした。 
終戦間際からの話があり、壮大なエレクトロニクスの話であった。パソコンの心臓部CPUを独占して作った会社である。自分たちの生活(携帯を含むあらゆる家電)に大きくかかわりのあったことだったと再認識させられた。原題は、「インテル トリニティ」である。トリニティは三位一体という意味で、3人の創業者のことである。創業者は、以下である。
ロバート・ノイス(ノーベル物理学賞受賞者営業担当) ゴードン・ムーア (ムーアの法則 提唱博士 技術担当)アンディ・グローブ(ホロコーストサバイバー 実務責任者)
カッコに思い付く肩書きをいれてみたが、本書を読むとそれ以上の役割を感じると思う。帯文に「全管理職必読!」とあった。平社員であるが、読んでみた。仕事の悩み解決方法は、なかった。今が絶頂期の会社であれば、ソリューションがいくつもちりばめられ、気持ち良く、読み終えたと思う。しかしどこの会社もそうであるが、いつまでも君臨できる訳ではなさそうである。さて普通のサラリーマンはどうしていくかなと、考えてしまう。

インテル 世界で最も重要な会社の産業史

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サプリメント

昨日、ジェーンスーのラジオを聞いて、奥さんに聞いてもらいたいなと勝手に思った相談である。 
1/2(土)20時台「南部広美さんからの相談」 相談内容「私...欲求不明なんです!」
フリーのアナウンサーで、欲しいものがないという相談であった。年齢が、45才で、40代の危機(ミッドライフクライシス)でないかと言われていた。心の棚卸しをしなさいと言われていた。散らかった部屋で、欲しいものをさがしている状態かもしれない。整理すれば、実は持っていたかもしれないとの話であった。
 1/9(土)19時台「リスナーからの相談」
 相談2「友人に対する嫉妬の対処の仕方がわかりません...」
30代前半の女性が、6才程上の世話になった女性を嫉妬してしまう話。心の中にいる小さな女の子を見つけて、しっかり向き合いなさいとのこと。放っておくと、小さい女の子は、どんどん大きくなって、30代後半から手をつけられなくなるとのこと。
 1/2(土)19時台「金井ディレクターからの相談」 相談内容「あと3か月で30歳。このままいじられキャラのままでよいのでしょうか?」
話を掘り下げると、やりたいことが、明確にならないので、悩んでいる相談になっていた。自分のフラスコにいろいろなもの(体験すること。ライブに行くなど)をいれて化学反応させなさいと言われていた。何も入れずに悩むだけでは、何も生まれないと言っていた。

自分も20代後半にこのようなことを言ってくれる人に出会えれば、良かったのにと思った。しかし、改めて思い直すと、自分はそのようような人には会っているし、言われていたことに気付く。40過ぎてやっと言われた意味がわかるようになった。(また自分のことになってしまった。)

負ける技術 カレー沢薫著

読了。星4にした。自虐しているが相当努力しているのだろうなと思った。本として出版されることは、やはり並大抵なことではないだろうなと感じた。 

負ける技術 (講談社文庫)

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最高の離婚

レンタルで借りて一気に見た。 
面白かった。めぞん一刻を読んでる気分になり、久しぶりに恋愛コメディーを味わった。結婚した頃をなんとなく思いだした。奥さんと一緒に見てこの楽しみを共有したい衝動に駆られるが、やめておこうと思う。奥さんが感じていること、私が感じること違うのだと教えてくれるドラマだった。ドラマの中で印象に残ったシーンは、主人公が、元カノに「死ねばいいのに」と思われて別れたことを知った場面である。

最高の離婚 DVD-BOX

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サンタクロースの手紙

去年のクリスマス前に当時、小2の娘が本気で、サンタクロースに手紙を書いて奥さんに渡していた。読んで本気であることがわかったので、英語で返事の手紙を書いた。魔法の杖は贈れない。申し訳ないと書いた記憶がある。今年は、さすがにわかっているだろうと思っていたので、書く気もなかったが、娘からサンタへの手紙が届いたので、いちお(一生懸命)返信は書いて奥さんに託した。
25日の朝、プレゼントを見て喜んだ顔をしたが、すぐにしょんぼりした顔になった。サンタの手紙を見つけられなかったようだった。奥さんに促されて、再度プレゼントの袋を探すと見つけたようで、顔つきが一瞬で変わった。うれしかったようで、サンタの手紙を読んでいた。これお父さんとちらりと言ったがそれほどガッカリした様子はなかった。書く気はなかったが、書いて良かったと思った。サンタクロースはいないんだと頭から否定されるより、もしかしたらいるかもしれないと少しでも持つほうが、柔軟に人生を歩んで行ってくれるかなと思った。すでに自分の小3のときよりレベルははるか上にいるとは思う。