真夜中の不在連絡票

ひとりごとです

インテル マイケル・マローン著 土方奈美訳

読了。昔、「アップル」を読んだことがあるが、それに比べると非常に読みやすかった。しかし、500ページを越えるボリュームは、読むのにエネルギーを要した。自分の1ヶ月に掛ける読書力の大半を必要とした。 
終戦間際からの話があり、壮大なエレクトロニクスの話であった。パソコンの心臓部CPUを独占して作った会社である。自分たちの生活(携帯を含むあらゆる家電)に大きくかかわりのあったことだったと再認識させられた。原題は、「インテル トリニティ」である。トリニティは三位一体という意味で、3人の創業者のことである。創業者は、以下である。
ロバート・ノイス(ノーベル物理学賞受賞者営業担当) ゴードン・ムーア (ムーアの法則 提唱博士 技術担当)アンディ・グローブ(ホロコーストサバイバー 実務責任者)
カッコに思い付く肩書きをいれてみたが、本書を読むとそれ以上の役割を感じると思う。帯文に「全管理職必読!」とあった。平社員であるが、読んでみた。仕事の悩み解決方法は、なかった。今が絶頂期の会社であれば、ソリューションがいくつもちりばめられ、気持ち良く、読み終えたと思う。しかしどこの会社もそうであるが、いつまでも君臨できる訳ではなさそうである。さて普通のサラリーマンはどうしていくかなと、考えてしまう。

インテル 世界で最も重要な会社の産業史

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