真夜中の不在連絡票

ひとりごとです

精算と請求書

昔、事務所の先輩に、「精求書」とメモを書き置きしたら、あとで、赤鉛筆で大きくバッテンを書かれて、添削されたことがある。その時の気分は、頭ポリポリで笑い話ができたと思っていた。 
 今振り返ると、小学生扱いにされ、私のプライドを傷けたと感じ、怒りを溜め込んだのかもしれない。
ただ、小学生のように字を何度も書いて覚えるのも大人のプライドが邪魔してしなかった。
しかしどうしても頭に定着しないまま、10年になると思う。メモを書くたびに、用事用語辞書をひくようにしてきた。
 今朝なんとなく、漢字の意味を調べてみた。もう間違えないと思う。
事務所の先輩は、バカにするのでなく「子供さんに添削の気持ち」が入っていたと思う。私はバカにされたと捉えてきたのだと思う。私に子供ができて、子供の勉強を見たりすることで違う気持ちだったのだろうとわかることができた。
 自分のこころの探求ができた。時間かけたが、有意義であった。
涌き出た感情を無意識に心に沈めると変な作用があるのかもしれない。