真夜中の不在連絡票

ひとりごとです

東京ファイティングキッズ・リターン 内田樹 平川克美著

読了。星5にした。ラジオのダウンロードサイトに紹介されていた。図書館で取り寄せて読んだ。この本も見つけたら買おうと思う。10年ほど前の往復書簡である。この二人の著者が好きで、最近ラジオをよく聞く。内容は、何回か読んだり、聞いたりしたことだが、いつもなるほどと腑に落ちる。たぶん自分のなかで消化できてないと思う。あとがきで、対話しながら思いもよらなかった結論がでることに喜ばれている描写があった。私と奥さんは、よく話をする。話しながら思いもよらなかった結論にたどりつくことがある。楽しいときである。同じことかなと思った。 

最貧困女子 鈴木大介著


読了。星は5にした。読むべき本と思う。
著者の力と思うが、悲惨な状況の事例が載っているが、気分が落ち込んで沈み込むことはなかった。著者がかなりのネガティブな気を浄化させて書いたものではと思った。自分に何ができるかと考えるようになる。風俗に勤める人の気持ちがわからなかった。嫌々やっているのだろうなとも思っていた。風俗事態、必要悪か仕方ないなとも思っていた。でも誰もそんなことは、したくないことは確信できるようになる。心が壊されるのだろう。自分ができることは、なんだろう?
AV見ないこと、風俗行かないこと、社会が健全になるように、貧困を撲滅する政治家を選ぶこと、地域社会で困っている人を助けることだろう。
学童保育を充実するようにとあった。人の配置(働く場所)を変えることで、全ての人が笑える場所を作れるのではと思う。懸けなくていいところに金を使いすぎなのではと思った。
売春は、初めにその人の心を壊した大人が、男が、あったのだと思う。
壊した大人も被害者であったかもしれない。今も苦しんでいる人がいるなら、本当に助けていかなければいけないと考える。ほんとうに自分ができることはなんなのだろう?
スタートレックネクストジェネレーションで、地球は、貧困を撲滅したと話すシーンがあった。アメリカ人は、凄い夢を持つのだなと思った。
本の中で、貧困と貧乏は違うとあった。貧困は撲滅できるのではと思ったりする。頭のなかで思うだけだが。

最貧困女子 (幻冬舎新書)

最貧困女子 (幻冬舎新書)


娘の腹痛

昨日、久しぶりにドキッとした。娘がおなか痛いと言い出し、我慢できそうになさそうだったので、いつも連れてっている病院へ、奥さんも含め、家族3人で訪れた。便秘だったようで大事にならず幸いであった。途中の私の心は、まさにジェットコースターであった。腹痛を訴えだしたのは、午前中のスイミング終わってからで、たいしたことないだろうと思っていたが、昼過ぎになっても治らず、とうとう昼からの演劇クラブを休むと言い出したときは、かなり心配になっていた。病院へ行く運転途中では、娘がどこか行ってしまうのでは、と胸がしめつけられる気分になっていた。到着した病院は、娘が生まれた病院で、転勤でこちらにもどってから、私は、はじめて訪れた。乳幼児のときは、私一人で娘をつれてきたこともある。改装されて、当時のイメージがなかったので、別の病院にきた気分であった。受付最中に小児科の看護婦さんが様子を聞きにきてくれた。その看護婦さんは、当時いた方で、私は挨拶もままならなかったが、心の不安が一気にひいて、当時の頃を思い出すことができた。薬飲ませているのに、熱がさがらず、9度以上であった娘を思い出した。 
大丈夫やろと心の中で思っているが、なんか心配で、不安だったのを思い出す。お医者さんにみてもらうことで、私の不安を軽減してもらっていた。
今、娘も小学校3年生でめったに風邪もひかなくなっている。健康でいるのが当たり前の感覚になっていた。ちがうのだと実感した。ありがたいことなんだ。健康に育ってくれてるだけで、すばらしい恩恵をうけているのだと。

ヒトはおかしな肉食動物 高橋迪夫著

読了。図書館で借りた本であるが、面白かった。買っていい本だ。本屋でみたら買う。人の進化について、身体的なことだけでなく、言葉や文化も一緒に身に付けてはじめて人になるのだとわかった。生物、化学、栄養など自分にとって勉強していないことなので、読むのは苦労した。しかし面白いことは、わかったので、そちら方面の本も読もうと思う。一夫一婦制は、進化を遂げた人のデフォルトなんだと改めて認識できた。2005年の本なので、生物学の話は、もっと進んでいるのかなと思った。福岡伸一や池谷祐二の本を読んだときのようにすごいと思って読んだ。何回か読まなければいけないかもしれない。 

パート2 ずっと独身でいるつもり? おかざき真理著

奥さんは、この漫画を読んで疎外感を持ったと感想を述べた。仕事して、育児もして、順調そうに見えるので意外に感じた。 
自立した女性に憧れをもっているのかなと思った。
 あれもこれも思うのは贅沢だなと思った。でも男の場合は、両方手に入れることができるのに、女はできない。だから奥さんは、平等でないと思うのだろう。
奥さんは、男女平等は当然のことと考えている。だから男の既得権益をよこせと訴えているように見える。
男の大変さも分かって欲しいと思うが、女の大変さをわかろうとしない私は、自分本意の人間かもしれない。
冷静に考えてみる。

男の利点
リーダーシップを期待される。家庭をもてば、誰でも。
女の人より、上に持ち上げて貰える。

男の不利な点
許してもらえない。
逃げられない。
見える、見えない両方のプレッシャーがある。
泣けない。

女の人の利点
影の実際の権力者になれる。
許してもらえる
逃げられる
泣ける

女の不利な点
表に立つことができない。
内助の功を押し付けられる。

いろいろ考えたが、子供ができるとガラリと変わるな。

はじめての不倫学 坂爪真吾著

読了。今の自分にとって、 
不倫したりされたりする心配は、遠いので、途中から自分の心のテンションが下がった。交際クラブの話は、ドキドキした。不倫は、やはり子供がいたらアウトと思う。それだけと思う。
この考えが、はじめからあったわけではない。やはり子供ができて、育児に少しだけ関わったからと思う。子供が生まれてきたとき嬉しかったが、父親の自覚は1ミリもなかったと思う。それが、一緒にいると変わりはじめたと思う。子供が自分を母親の次の存在と認識してもらったとき、自分に自信が生まれた。
将来、奥さんが、どんなすばらしい素敵な男の人をつれてきて、今度からこの人が新しいお父さんよと言っても、私が承認しなければ、ありえないと思った。揺るぎない信頼をもらったと思う。だから裏切ったら駄目だと考える。でも思春期になるとお父さん臭いと言われるのだろうな。もう言われてるし、覚悟はできたので、乗り越えれるだろう。子供にとって大事なのは、お母さん、お父さんが仲良くしてることが、一番大事なことと思う。それをするにはどうするかを話し合うことなのだろう。

はじめての不倫学 「社会問題」として考える (光文社新書)

はじめての不倫学 「社会問題」として考える (光文社新書)


お母さん二人いてもいいかな!?中村キヨ(中村珍)著

読了。仕事行くの嫌で、読んだ。 
5つ星。「保護者からの気まぐれのおしおき」は絵と一緒にみると、すごくあせる。レイプの話は、衝撃が強かった。
奥さんから渡された課題図書である。私に何か変化を望んで渡したのだろうか?私が人に本を奨めるときは、自分が、感じた感動を共感したいからすることが多い。でもそれは、渡された方にしたら迷惑だろうなと最近おもうようになった。なんでも、どのように感じるかは、その人の自由なので、気持ちをコントロールすることは、いけないことだと思う。大人同士はもちろん、子供にもしたらいけないことかもしれない。いい本、読ませたい本は、たくさんあると思うが、本は、その人にとってのタイミング(縁)があるかもしれない。
出産の話が、あった。こんなに大変なことだったのかと知った。娘が生まれたとき、奥さんは実家に帰っていた。毎日、仕事が終ったあと顔を見に行った。そのとき、どんなに大変だったか、あまり想像できなかった。この本を読んで、少し想像ができた。東京のとき子供の話をしたことがあるが、なにもわかってない人と一緒に出産、子育ては、無理だと感じたのだろうと想像する。松田道雄の「育児の百科」や育児の本はしっかり読んだが、実践が伴わなく、奥さんの安心感や信頼を得ることができなかったのだろう。
なんでも逃げたい人間なので、死にたいと思うことは、しょっちゅうであった。でも、結婚して、娘が生まれた。娘が小さい頃、病気になると、奥さんや娘がいなくなるときの想像を絶する苦しみを想像できるようになった。だから、奥さんや娘も私がいなくなれば、想像を絶する苦しみを味わうかもしれない。それは避けねならないと思って生きている。どこまでも自分本意な自分勝手な生き方かもしれない。でも、自分の命あげれますかと言われるとどうぞと言える。今いろいろ不安があるが、幸せだなと実感した。

お母さん二人いてもいいかな! ?

お母さん二人いてもいいかな! ?